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大規模修繕は本当に必要?大規模修繕工事の進め方と注意点をご紹介!

大規模修繕の豆知識 2023.05.09 (Tue) 更新
マンションは時間が経つにつれ、経年劣化や自然災害による影響で劣化していきます。
そのため、定期的な大規模修繕が必要となります。
しかし、大規模修繕はコストも時間もかかるため、進め方には慎重な計画が必要です。
また、修繕内容や費用、スケジュールなどを住民に説明し、理解を得ることも欠かせません。
本稿では、大規模修繕の進め方をご紹介します。
ぜひご覧ください。

□大規模修繕とは?本当に必要?

 
大規模修繕工事とは、マンション建物の経年劣化などを修繕する大規模な工事のことであり、住民の安全性を保つとともに、マンションの資産価値を維持するために必要不可欠な工事です。
 
一般的には10から15年のスパンで行われますが、建物の状況によってその都度、専門家と相談して工事時期を決めることが望ましいです。
 

*改修工事と修繕工事との違い

 
改修工事は建物の機能のアップデートを行う工事を指します。
一方、修繕工事は、建築当時の建物の機能を回復することを目的として行われます。
 

□大規模修繕工事の進め方

 
1.修繕委員会の発足
 
管理会社からの大規模修繕工事の提案を受けて、準備を進めるための修繕委員会を立ち上げます。
 
2.現状把握、劣化診断
 
まずは、修繕する工事範囲や工法選定のためにマンションの劣化状態を調査します。
管理会社が行うケースがよく見られます。
 
3.予算、工事計画の検討
 
総会で大規模修繕工事実施の決議をとるため、概算予算を出します。
また、工事の進め方についても設計監理方式なのか、責任施工方式なのか決めていきます。
 
4.施工会社決定
 
マンションの大規模修繕工事をご検討中の方は一度当社までご相談ください。
 
5.総会で決議
 
概要が決まれば、最終決断を総会でとります。
共用部分に変更がない場合は、過半数の決議で工事を発注できます。
しかし、納得のいく説明をおこなうために、広報誌の作成や説明会の開催など信頼関係を築けるようにしましょう。
 
6.工事説明会
 
一般的に工事説明会は工事を行う1か月前に行います。
トラブルが起こりやすい、騒音、洗濯物の扱いなど日常生活に支障がでやすい内容は丁寧に説明しておきましょう。
 
7.契約、着工
 
これらを経て工事は完了します。

□まとめ

 
大規模修繕工事の進め方としては、修繕委員会の発足から、現状把握、予算・工事計画の検討、施工会社決定、総会での決議、工事説明会、契約、着工までの流れがあります。
住民の安全性を保つとともに、マンションの資産価値を維持するために、大規模修繕工事の進め方を慎重に考え、適切に進めることが重要です。