アパート・マンション外壁塗装のタイミングはいつ?
外壁塗装は、建物の寿命を延ばし、美観を保つために欠かせないものです。
アパートやマンションのオーナー様でどのタイミングで塗装を行えばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
適切な時期を逃すと、劣化が進行し補修費用が増えるだけでなく、建物全体の安全性や資産価値にも影響を及ぼします。
そのため、日常の管理では見落としがちな外壁の劣化サインを早めに把握し、建物全体の安全性を確保することが重要です。
この記事では、アパートやマンションの塗り替え時期の目安や、戸建住宅との違いを踏まえたポイントについて詳しく解説します。
外壁塗装のタイミング
外壁の塗り替えは、一定の年数が経過した段階で検討を始めることが重要です。
具体的にはマンションの外壁塗装を行う際には、大規模修繕工事の一環としてまとめてメンテナンスを行うと効果的です。
令和3年度の国土交通省のデータによると、平均的な修繕周期は13年となっています。
また、12~15年の間に大規模修繕工事を実施しているマンションが全体の約7割を占めています。
参考記事:国土交通省|マンション大規模修繕工事の平均修繕周期
建物全体の維持管理を考えるためにも、大規模修繕工事に外壁塗装を組み込んでみましょう。
とはいえ、外壁塗装を早急に行った方がよいケースもあります。
定期的な点検を行い早期に劣化箇所を発見すれば、小規模な補修で対応できる場合が多く、結果的にコストを抑えることが可能です。
外壁の状態を把握し、適切なタイミングで計画的な塗り替えを実施することで建物の長寿命化と安全性の維持につながります。
時期を見極めるサイン
適切な時期に外壁塗装を行うためには、建物の状態を示す劣化のサインを把握することが重要です。
以下に、見逃してはいけない主なサインを紹介します。
チョーキング
チョーキングとは外壁を手で触ったときに白い粉が付着する現象で、塗膜が紫外線や雨風の影響で劣化していることを示しています。
この状態は、外壁が本来の保護機能を失い始めているサインです。
ひび割れや剥がれ
小さなひび割れでも放置すると、雨水が内部に侵入して下地や鉄筋部分を傷める原因になります。
建物の構造そのものが弱くなる可能性があるため、早めの補修が必要です。
色あせや色むら
外壁の色あせや色むらは、塗膜の劣化が進んでいる兆候です。
紫外線や風雨の影響を受けやすい部分から始まり、徐々に広がります。
これは、塗膜の表面にあるトップコートが損傷を受けた結果なので放置すると劣化が加速します。
コケやカビの発生
湿気の多い場所で発生しやすいコケやカビは、見た目を損なうだけでなく、外壁素材にダメージを与える原因にもなります。
外壁が劣化し水を弾かなくなると、保水性が高まり、藻やカビが繁殖しやすい環境が整います。
緑色は藻、黒色は黒カビによるもので、放置するとさらに広がる連鎖的な現象が起こります。
アパート・マンションでの外壁塗装の問題点
アパートやマンションでの外壁塗装には、特有の問題が発生することがあります。
まずは工事の実施が決まった段階で、入居者への周知を行わなければなりません。
特に影響が大きいのがベランダの使用制限です。
工事期間中はベランダが使用できないため、洗濯物を干す場所に困ったり、塗装に伴うにおいや作業音に不快感を覚える入居者も出てきます。
工事内容や期間が決まったら、掲示板への告知やポスティングを通じて、入居者全員にしっかりと情報を伝えましょう。
事前に丁寧な説明をしておくことが、工事期間中のトラブルや不満を防ぐために重要です。
また、外壁塗装や大規模修繕には多額の費用が必要になります。
将来的に必要となることを想定して、積立金などによって費用を準備しておくとよいでしょう。
まとめ
マンションやアパートの外壁塗装工事は、大規模修繕工事の一環としてまとめて行う方法が効果的です。
平均的な修繕周期は13年となっていますが、外壁の状態に問題があればすぐにでも行いましょう。
アパートやマンションの外壁塗装は、戸建てに比べて規模が大きくなりやすいため、入居者や管理組合との調整が不可欠です。
季節や入居状況を考慮しつつ計画的に進めることで、トラブルを避けながら工事を進められます。
適切なタイミングで外壁塗装を進めていきましょう。
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