アパート・マンションオーナーによくある建物の老朽化に関する悩み
アパートやマンションなどの賃貸物件を所有・運営することは、常に課題との戦いです。
日々発生する問題に頭を悩ませるオーナーも多いでしょう。
特に、物件の老朽化に起因する問題は避けて通れません。
どんな建物でも築年数が経つと設備の劣化が進み、適切なメンテナンスを行わなければ資産価値の低下を招いてしまいます。
修繕費の増加や家賃の引き下げといった経営上の負担も大きくなり、結果として賃貸経営そのものが厳しくなるケースも少なくありません。
本記事では、アパート・マンションオーナーが直面しやすい老朽化による代表的な問題と解決策について詳しく解説します。
建物・設備の劣化
給排水管の老朽化
マンションの給排水管は築30年以上経過すると劣化が進み、漏水や水圧低下、赤水の発生などのトラブルが起こる可能性が高まります。
特に、古いマンションでは鉄製の配管が使用されていることが多く、内部の錆が進行しやすい傾向があります。
錆が進むと管の内部が狭くなり、水の流れが悪くなって、最終的には腐食による破損や詰まりが発生するリスクが高まります。
トラブルを未然に防ぐために定期点検を実施し、劣化状況を把握しておくことが求められます。
劣化が進行している場合、配管の交換を検討することになりますが、コストや工事期間の問題から内部コーティング(ライニング工事)を活用する方法もあります。
もし交換が必要な場合は、耐久性の高い配管を採用し、長期的な維持コストを抑える工夫をするとよいでしょう。
外壁の劣化
マンションの外壁は、風雨や紫外線にさらされ続けることで、時間の経過とともに劣化が進みます。
外壁のひび割れや塗装の剥がれを放置すると、見た目が悪くなるだけでなく雨水が浸入し、内部の鉄筋が腐食する恐れがあります。
鉄筋が錆びるとコンクリートの剥落や膨張を引き起こし、建物の強度が低下する原因になります。
劣化が進行すると安全性の問題が生じるだけでなく、大規模な補修工事が必要になり、コスト負担も増大します。
建物の耐久性を維持するためには、10〜15年ごとの大規模修繕を計画的に実施し、外壁塗装や防水処理を適切に行うことが求められます。
小さなひび割れでも放置すると徐々に広がり、構造部分に影響を与える可能性があるため、部分補修を適時に実施することが重要です。
屋上の防水処理も、外壁と同様に建物の耐久性を維持するうえで欠かせません。
防水層の劣化を放置すると雨漏りが発生し、室内環境の悪化につながります。
屋上防水の点検と補修を適切に行い、外壁と併せて適切に管理することで建物全体の耐久性を維持できます。
空室問題
マンションの老朽化が進むと、入居希望者の減少によって空室が増えるリスクが高まります。
空室が長期化すれば、ローン返済や管理費の支払いが重くのしかかり、家賃収入が固定費をまかないきれなくなる可能性があります。
その結果、経営全体が赤字に転落し、いわゆる「空室地獄」に陥るリスクが現実のものとなります。
築年数が経過すると、新築や築浅の物件との競争が厳しくなり、家賃を引き下げざるを得ない場面も増えます。
さらに、賃貸借契約の更新時には、入居者からの値下げ交渉や退去リスクが高まるため、競争力を維持するための工夫が不可欠です。
もしも外壁が汚れていたり、塗装が剥がれていたりすると、管理が行き届いていない印象を与え、入居希望者に敬遠される原因になります。
築年数が経過していても外壁を適切にメンテナンスし、美観を維持することで物件の印象を改善できます。
外壁塗装は、見た目を良くするだけでなく、防水性能の向上や耐久性の強化にもつながります。
汚れが付きにくい塗料や耐候性の高い塗料を選べば、長期間にわたり清潔感のある外観を維持でき、結果として空室リスクを軽減できます。
外観の手入れが行き届いた物件は、管理が適切にされている印象を与え、入居希望者の安心感を高めてくれるでしょう。
まとめ
アパート・マンションオーナーは、空室問題や家賃下落、老朽化に伴う修繕負担など、さまざまな課題に直面します。
また、入居者トラブルや管理会社との意識のズレが経営不振の原因となることもあるため、リスク管理と対策が欠かせません。
資金繰りや税金に関する知識を深め、競争力を高めるための設備投資やリノベーションも積極的に検討する必要があります。
建物は年々劣化するため、大規模修繕は避けて通れません。
外壁塗装によって物件の価値を蘇らせましょう。
マンションやアパートの修繕に関するご相談は、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。
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