「安藤忠雄展 青春」に行ってきました!
こんにちは、杉本建装工業です。
大阪・堺市で戸建て住宅の外壁塗装や屋根工事、防水工事など、快適な住まいづくりをお手伝いしています。
グラングリーン大阪 うめきた公園で行われていた「安藤忠雄展」に行ってきました。
建築家・安藤忠雄氏の代表作やスケッチ、模型などを通して、空間づくりへのこだわりと情熱を肌で感じられる展示でした。
塗装といえば、ただ色を塗るだけだと思われがちですが、私たちの仕事は素材を守り、そして魅力を引き出すことです。
たとえば木材の塗装なら、木目を消すのではなく「際立たせる」。金属やコンクリートには、その風合いを損なわないクリア塗装や撥水処理を施すことで、美しさと耐久性を両立させています。
安藤忠雄氏の建築でも、コンクリートの「素」の美しさがそのままデザインになっていました。これは、私たち塗装職人にも通じる「余計なものを足さず、本来の魅力を引き出す」という美学です。
安藤忠雄建築の魅力は“打ち放しコンクリート”
建築家・安藤忠雄氏の作品といえば、まず思い浮かぶのが「打ち放しコンクリート」の美しさです。
無機質で冷たいはずのコンクリートが、彼の手にかかると、まるで静かな彫刻のように空間を包み込みます。
しかしこの「打ち放しコンクリート」は、実は極めて繊細な素材でもあります。
わずかな型枠のズレや空気の入り込み、コンクリートの乾燥具合などによって、その仕上がりは大きく左右されます。
さらに、完成後も雨風・紫外線・ひび割れといった経年劣化にさらされ、美しさを保つには高度な維持管理が必要となります。
私たち塗装業者の視点で見ても、打ち放しコンクリートというのは、
「塗らない」からこそ、仕上げの精度や保護処理が非常に重要になる素材です。
透明の撥水剤や保護コートを使い、風合いを損なわずに耐久性を高める。
必要があれば、ひび割れや欠けの補修を色合わせしながら行う──まさに“見せるコンクリート”を支える技術が求められます。
補修と美観の両立
杉本建装工業では、これまで多くのコンクリート構造物の補修・塗装に携わってきました。
特に最近では、外壁や、商業施設の打ち放し仕上げ部分の再生工事などのご依頼が増えています。
打ち放し仕上げの補修では、以下のような作業が必要になります。
・色合わせによる補修モルタル仕上げ
・微細クラック(ひび割れ)のシーリングと整形
・透明撥水剤の塗布
・表面の浸透性保護コート(つやあり・なしの選択)
単なる補修ではなく、「いかに違和感なく、元の美しさを取り戻すか」が求められます。
これは職人の目と手の感覚、そして経験値が問われる作業です。
🛠 杉本建装工業の施工事例:打ち放しコンクリート再生工事
弊社で施工したコンクリート再生の施工事例をご紹介します。
コンクリート壁の塗装には、以下のような特別な技術と知識が必要です
✅下地下地処理の丁寧さが命
汚れや白華を除去し、ひび割れを補修してからでないと、塗膜が密着しません。
✅質感を残す仕上げ
完全に隠すのではなく、コンクリートの表情を生かすクリア塗装や、着色系の浸透性シーラーを使用することが多いです。
✅防水・防汚処理のバランス
屋外では耐候性も求められるため、機能性のある材料選びも重要です。
ただ叩くだけではなく、スポンジの角度・力加減・塗料の含み具合まで職人が細かく調整します。
一見すると地味な作業ですが、「仕上がりの美しさを左右する、最も重要な工程」とも言えます。
機械だけでは出せない、自然な表情と高級感。
それを実現するには、一つひとつの壁と真剣に向き合う姿勢が求められます。
杉本建装工業では、こうした手間を惜しまないことで、お客様の大切な建物の価値を高めたいと考えています。
最後に
建築を見て学ぶことで、私たち塗装業にもヒントがたくさんあります。
安藤忠雄展を訪れて、改めて「建築と塗装は切っても切れない関係」だと感じました。
素材を尊重し、丁寧に仕上げる――。そんな仕事を、これからも大切にしていきたいと思います。
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