防水工事の種類~施工事例~
~防水工事の種類~
防水工事は大きく分けて4つあります。
・ウレタン防水工事
・ウレタン防水通気緩衝工法
メリット
①補修が容易で、下地形状が複雑な部分にも対応可能
②通気緩衝シートが、ふくれを防止し、下地の挙動を緩衝または、優れた耐久性を発揮
③つなぎ目のない均一な仕上がりになる
デメリット
①コストが少し高い
②乾燥期間が各工程で必要なため工期がかかる
③定期的に(5~10年ごとに)トップコートをする必要がある
耐用年数:13~15年(5~10年ごとにメンテナンスが必要)
・ウレタン防水密着工法
メリット
①コストが安い
②防水層が軽量で建築物に負担をかけない
③複雑な部位への使用が可能
デメリット
①乾燥期間が各工程で必要なため工期がかかる
②定期的に(5~8年ごとに)トップコートをする必要がある
耐用年数:2~5年(5~8年ごとにメンテナンスが必要)
・シート防水
・塩ビシート機械的工
メリット
①既存防水層がどんな防水層だったとしても上から被せられる
②撤去作業・残材処分・新規の下地作りや雨養生などのコストを低減できる
③雨などの気候に影響されず施工が出来るので工期短縮が可能
デメリット
①施工している間は、振動と雑音が発生する
②複雑な形状には採用しにくい
ゴムや塩化ビニールで出来たシートを、接着剤や専用の機械で固定する方法です。
特徴:防水材を乾燥させる時間がいらないことに加え、広い面積を一気に施工できます。
耐用年数:15~20年(15年以上メンテナンスフリー)
・FRP防水
メリット
①強度が大きく軽量・耐水性・耐熱性・耐久性に優れる
②均一な厚みで施工可能
③すぐに乾くので工程が短い
デメリット
①コストが高い
②匂いが出る
③湿気や化学反応で硬化する為外気温に左右されやすい
耐用年数:10~15年(6~7年ごとにメンテナンスが必要)
・アスファルト防水
メリット
①施工性が早く、工期が短くなる
②火を使わずに剥離紙をはがして密着するので、アスファルトが溶けたときの匂いがしない
デメリット
①単価が高い
②剝離紙をはがして接着するので、溶かした時よりも密着度が低い
合成繊維不織布にアスファルト防をコーティングしたルーフィングと呼ばれる材料を
施工箇所に貼り重ねる工事です。
特徴:水や紫外線に強く、上から人や車が歩けるほどの強度を持っています。
耐用年数:15~20年(5~8年ごとにメンテナンスが必要)
~施工事例(塩ビシート防水工事)機械的固定工法~
上記の工法は、ビュートップUをアンカー固定したディスクを介して下地と固定し、下地とシート防水層を絶縁した工法です。
施工前
高圧洗浄
Uマット2 貼り付け
ビュートップU15 貼り付け
脱気筒取付
施工完了