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鉄骨造の雨漏りの原因と修理方法を解説します!

大規模修繕の豆知識 2022.12.13 (Tue) 更新

鉄骨造の建物の雨漏りは、非常に厄介なものが多く、場合によっては建物自体の耐久性に影響します。

しかし、修理方法もいくつか存在します。
そこで今回は、鉄骨造の雨漏りの原因とその修理方法について紹介します。

□鉄骨造の雨漏りの原因は?

1つ目は、外壁がALC建材の場合の目地部からの雨漏りです。
鉄骨造の建物には、ALCパネルが建材として使用されるのが一般的です。
ALCパネルは、外力に弱く、水を吸収しやすいという欠点があります。
そのため、この欠点が鉄骨造の雨漏りの原因となっている場合が多くあります。

2つ目は、鉄骨の腐食による雨漏りです。
鉄骨が腐食すると、鉄骨に穴が開いたり、外壁との取り合い部に隙間が生じてしまいまい、そこから水が浸入します。
この水の侵入が鉄骨の腐食や錆を進行させ、結果的に建物の耐久性を下げることになります。

3つ目は、建材と鉄骨との取り合い部からの雨漏りです。
腐食や錆がある、ないに関わらず、建材と鉄骨との取り合い部は隙間ができやすい部分です。
施工不良や、経年によりシーリングが切れたり、塗装の剥がれが生じると雨漏りの原因になります。

4つ目は、屋上からの雨漏りです。
陸屋根の場合、屋上には「ドレン」と呼ばれる、雨水の排水口があります。
ドレンにトラブルがあると、屋上の雨水がしっかりと排水されず、雨漏りの原因になります。
その他にも屋上防水の劣化が雨漏りの原因となる場合があります。

□鉄骨造の雨漏りの修理方法は?

*コーキングの打ち替え

コーキングの耐用年数は5年から10年です。
寒暖差の激しい地方、豪雪地帯、台風が通る地域であれば、耐用年数は下がります。
コーキングは、部材と部材の隙間を埋める止水材です。
コーキングの劣化は知識があまりなくても分かるため、定期的に観察するようにしましょう。

*外壁塗装

塗装は建物の外観を保つだけでなく、撥水性や耐候性を高める機能もあります。
塗膜が劣化すれば撥水性や耐候性が低下し、雨水への耐性も落ち、外壁の劣化につながります。
コーキング同様、外壁の劣化も見て分かるため、時期を見て屋根や外壁の塗り替えを行いましょう。

*屋上防水

屋上の床面には一般的に防水加工が施されており、建物を雨水から守る役割を持っています。
耐用年数は10年から15年で、劣化によってひび割れたり、シート防水の場合はめくれあがることもあります。

□まとめ

今回は、鉄骨造の雨漏りの原因と修理方法について紹介しました。
劣化の多くは知識があまりなくても分かるため、頃合いを見て観察や修理を行いましょう。
外壁修繕の窓口は、修繕が完了した後も10年間の定期点検といったアフターフォローが充実しております。

大規模修繕工事は是非外壁修繕の窓口へご相談ください。

 

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