マンションの大規模修繕は住民にとってストレス?体調不良が発生する原因と対処法
大規模修繕の豆知識 2023.05.13 (Sat) 更新
マンションの大規模修繕は、建物の耐久性を保つ上で必要な作業です。
その過程で発生する騒音や振動は住民にとってストレスになる可能性が高いです。
特に、最近ではテレワークが推奨され自宅で仕事をする方が増えています。
本稿では、ストレスを感じる原因とトラブルを避けるコツを紹介するのでぜひご覧ください。
□体調不良?マンションの住人が大規模修繕にストレスを感じる原因
1.騒音
大規模修繕に伴う、騒音問題は、金属音やドリルの音、機器の使用音などが挙げられます。
施工業者は防音シートなどを用いて騒音を減らす工夫をしていますが、完全に遮断することは難しいです。
そのため、住民側でも騒音が気になる方は、防音カーテンや耳栓などの騒音対策グッズを用意しておくようにしましょう。
また、現在はテレワークが普及しています。
自宅で仕事をしている人が増えているため、マンションでの騒音問題はこれまで以上にシビアになっています。
重要な会議がある場合は、会社に出社、レンタルスペースの使用など臨機応変に対応するようにしましょう。
大規模修繕は避けられないものと認識し、広い心を持つようにしましょう。
2.ベランダが使用できない
作業を行う際は、邪魔にならないよう、ベランダにおいている私物を片付ける必要があります。
洗濯物についても、ベランダに干せる日、干せない日が施工業者によって決められます。
大体は、洗濯物が干せる日はマンションのエントランスなどに用意されている掲示板で確認できます。
掲示板がない場合は、施工業者に問い合わせてみましょう。
塗料や防水工事を行う際は、塗料を乾かす作業が必要になります。
昼間だけでなく、夜間もベランダが使えないようになることを注意しておきましょう。
□ストレスを緩和するために
トラブルが生じるものと想定して、発生した際にどんな対応をするのか、マニュアルを作成しておきましょう。
そのためには、大規模修繕の進行を行う方が、大規模修繕工事の知識を深めておくこと、また、計画に居住者や施工会社の意見を取り入れることが重要になります。
□まとめ
騒音やベランダの使用制限などが住民にストレスを与える可能性があります。
特に、テレワークが増えた現在は、騒音問題がより深刻になっています。
住民側でも騒音対策グッズを用意するなどして広い心を持つようにしましょう。
また、大規模修繕の進行を行う方は計画に居住者や施工会社の意見を取り入れることが大切です。