マンションの大規模修繕の工事期間は暗い?大規模修繕に関するお悩み事とは?
大規模修繕の豆知識 2023.05.22 (Mon) 更新
マンションの大規模修繕は、建物の老朽化や耐震性の向上、住民の安全確保などを目的にしています。
しかし、高額な費用がかかるため、住民の負担も大きくなります。
そのため、修繕計画を進める前に、住民の意見や予算の見積もりを含めた調査を行い、適切なプランを立てるようにしましょう。
また、修繕工事中は、住民の生活にも多大なストレスがかかります。
ストレスが原因でトラブルが起きないよう、本稿で紹介する大規模修繕で起こるトラブルを参考にしてください。
□マンションの大規模修繕とは?
マンションを購入する際に知っておきたいことのひとつが、「大規模修繕」です。
大規模修繕とは、マンションの建物や設備の劣化に伴い、定期的に行われる修繕作業のことを指します。
特に、建物本体や共用部分の改修を行うことを指します。
マンションによって行われる頻度は異なりますが、一般的には13年から16年程度で行われます。
大規模修繕は、修繕工事期間中や暮らしの不便さ、費用負担などがありますが、建物の安全性や資産価値の維持のために欠かせないものです。
□暗い?マンションの大規模修繕でよく起こるトラブル
1.騒音、振動
どんな工事でも一番のストレスになるのが騒音、振動です。
特に騒音は工事を行うとどうしても発生してしまいます。
施工業者も、防水シートを張るなどして音を軽減する努力は行っていますが、それでも騒音はしてしまうものです。
特に、現在ではテレワークが普及しており、騒音問題が深刻になっています。
大事な会議がある日は、会社に行く、レンタルスペースを借りるなどして対策を施しましょう。
2.臭い
防水工事、塗装工事を行う際は、シンナー臭はもちろん、防水材の独特な臭いでストレスがたまってしまいます。
臭いに敏感な方や、喘息などを患っている方は、かなりのストレスを感じる場合が多いでしょう。
3.片付け、保管
大規模修繕の範囲にバルコニー、ベランダが入っている場合、バルコニーに置かれている私物を片付けるとともに、窓に設置された網戸を取り外す必要があります。
片付けや取り外しが面倒なのはもちろん、保管することに特にストレスを感じるでしょう。
部屋のスペースに余裕がない場合は、工事期間中だけトランクルームを借りるなどしましょう。
□まとめ
修繕工事中は、住民に騒音や臭い、片付け、保管などがストレスに感じられ、これらが原因でトラブルが起きることが多いです。
大規模修繕を行う前に、住民の意見の調査を行い、適切なプランを立てるようにしましょう。